吃音を克服する方法は?意識を楽しいことに向けるのが大事!

まだときどき吃音は出ますが、現在の介護の仕事をするようになってから、吃音で悩むということがほとんどなくなりました。
吃音を克服する方法について、私の体験が少しでも参考になれば幸いです。

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吃音を克服する方法は?

吃音を克服する方法ですが、いきなり完全に治そうとしないことと、意識を楽しいことに向ける、これに尽きると思っています。

どうしても早く吃音を治したい、という気持ちはわかります。
これが治らないと人生が始まらない、などと私も思っていましたから。

でも、眉間にしわを寄せて、せっぱつまって力んだ状態では発声や呼吸法の練習をしてもいい結果は得られません。

ここが矛盾してしまうところですが、吃音を早く治そうと練習すればするほど吃音のことで頭がいっぱいになってしまいます。
つまり、とらわれてしまうわけです。

日々の生活で頭の中の90%~95%くらい、吃音のことで満たされていた、そんなイメージすらありました。

私は現在50代なので、様々なことを経験している内に時間が解決してくれた部分はあると思います。

でも、ターニングポイントは、学生時代にこれだけ練習したも治らないのだから、とにかく明るい振りをしようと開き直ったことにあると思っています。
まず、眉間のしわを消そうと。

普通にしていると、どうしても落ち込んでしまうんですよね。

たまたま上手くしゃべれた時は気分が高揚するのに、次にひどくどもったりすると、やっぱりダメなんだと余計落ち込みます。
気持ちが全然安定しなくて、ジェットコースターのように揺れ動くとこれがまた疲れます。

また、吃音に正面から立ち向かおうとしていたのを辞めました。
当時は、時間がその内解決してくれる、とまでは思えなかったです。
でも、とにかくヤケだけは起こさず、少しでも楽しいことに目を向けて、自分ができることを粘り強くやっていこうと決意しました。

また、今の自分ではどうしてもできないことは、逃げられる部分は逃げてしまってもかまわない、と思うようにしました。

自宅で猫を飼っていた、正確にいうと、のら猫が住み着いたのですが、それも救いになりましたね。

自分の内面に向いてしまう意識を外に向けることができれば、それだけで少しは楽になれる、と知りました。

あと、注意すべきは、感情の抑圧だと思っています。
話せない、馬鹿にされる、自分が嫌だ、などの感情が積み重なっていくとどこかで爆発してしまう可能性があるので、上手く流していく必要がありますね。

頭の中から、吃音が占める割合を減らすことができれば、そして自分なりのリラックスできる方法を見つけられれば、完全には治せなくても吃音を克服できた、といっていいと思っています。

吃音を克服した体験談

私は小学校の2年生の時に吃音を発症したのですが、最初の内はとにかく早く治さなければと、どもりのことで頭がいっぱいでした。

ちなみに、吃音という言葉を知ったのは少し経ってからで、学校で馬鹿にされたり、笑われた時はどもりと言われていましたね。

自分はどこかおかしいと感じて、発声法や呼吸法の本を何冊か読みました。
呼吸法に関しては、気功の本を読んだおかげでリラックスする時に役立ちました。

吃音の矯正所みたいなところに通ったことはありませんが、とにかく実践で治さなければならない、ということで街に出て道順を聞く、ということをやらされました。

ひとりが100人に聞く、というノルマがあったと思うのですが、あれはへこみました。
やればやるほど、自分がみじめというかダメ人間に思えてきて、私は途中でリタイヤするはめになりました。

後年読んだ本の中に「向上心は人を必ずしも幸せにしない」
というフレーズがあったのですが、まさにその通りだと思います。

吃音が治らないと自分の人生は始まらない、吃音を治すことが人生の目的、というのは誤りです。

一度しかない人生を吃音にとらわれて、ましてそのためにヤケを起こしたりしてしまうのは、もったいなさ過ぎます。

若い方の中には、とにかくすぐに治したいとあせっている人もいるでしょう。
でも、焦らないでください。
完全に治す方法があります、などとはとても簡単には言えません。
でも、気持ちを楽にする方法はあります。

頭の中を好きなことで満たすことです。
私は学生時代にミステリーに熱中し、20代~30代にかけては映画館に通いつめました。

感情を出せないでいた子供が、夢中になれることを見つけたおかげで、エネルギーを内に溜め込まないで循環させることができました。

私は学生時代に短期バイトしかしませんでした。
短期なら吃音がバレないで済む、という考えがあったのかもしれません。

でも、新卒の時の就職活動では、見事に面接に落ち続けました。
筆記試験では通ったところもありましたが、面接になるとどもりまくったわけです。

結局、印刷会社に就職が決まり、機械相手だから人間関係もそれほど重要視されないと思っていましたが全然違いましたね。

ベテランの印刷職人さんとの関係などはなかなか難しかったです。
あと、電話の応対で何度か怒鳴られたりがありました。

一時期、うつ病までは行きませんでしたが、うつ症っぽくなったこともありました。
この時は、滝の近くでマイナスイオンを浴びる方法で、2週間かからない内に治りましたね。

この会社は廃業してしまったので、次に勤めた介護の仕事を続けています。
確かに、介護は心身共にきついことが多いです。

介護職員が辞める一番の理由に、職員間の人間関係があるんですね。
でも私にとっては、忙しいせいもありますが、お世話をする入居者さんに意識がいくので人間関係は思ったより気になりませんでした。

それと、吃音に意識が強く向いていた時は、自分の無力感に悩んでいたと思うんです。

その点、介護の仕事は、「ありがとう」を直接もらえて、こんなことでも喜んでもらえるんだ、と自尊心に働きかけてくれる部分があると感じました。
少し大げさかもしれませんが。

もちろん、中には職員に心ない言葉を投げかける入居者さんもいますが、純粋に勇気を下さる人も多数います。

吃音だから人間を相手にする仕事は向かない、と決めつけるのは早計だと思っています。

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吃音を克服した芸能人は誰がいるの?

フジテレビアナウンサーの小倉智昭さんがそうだったらしいですね。
克服のため放送部に入り、それがきっかけで、アナウンサーへの道につながったとのことでした。

私の小さい頃でいうと、芸能人という政治家ですが田中角栄氏ですね。
チャーチルも吃音だったとのことです。

スポーツ界の大物でいうと、タイガー・ウッズ。
「子供の頃は吃音で、犬が眠りに落ちるまで話しかけていたものだ」
と吃音に悩む少年を元気づけたエピソードが残っています。
私も飼い猫の「たま」の額をなでていると、落ち着くことができました。

最後に映画「英国王のスピーチ」のモデルになったこの人を。
イギリスの王であるジョージ6世です。
素晴らしい映画でした。

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まとめ

子供の頃の吃音は放っておいても治る人がいます。
でも、大人になっても残る人もいるし、私の聞いたところによると、成人になってから発症した人もいます。

吃音になる人は感受性が強い、というのは自分を振り返ってみてもそういえる気がしています。

悪くいえば神経質なのかもしれませんが、その感受性の強さを有効活用することが大事だと思っています。

自分の内面に目を向けることは大事ですが、それと同じくらい外部にも意識を向けて、言葉や文章でその感受性を活かす方法もいいのではないか、と思っている今日この頃です。

エネルギーを自分の内に溜め込んでしまって流していかない、それが一番良くないことだと思います。

コンプレックスはそれを克服できた時は、素晴らしい自分の財産になると、今では信じています。

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